スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ このブログのトップページへ
アブドゥラ首相の所信表明演説
- 2006/10/01(Sun) -
昨日のニュースで安倍総理大臣の所信表明演説を見ました。
原稿読んでるんだけど棒読みではなく、感情がこもっていて 熱意と誠意が感じられました。

でも、欲を言うと・・マハティール元首相やブッシュ大統領のように、もっと聴衆を見つめて 「カメラ目線」で、話して欲しかった。
そうしたら、もっと強いアピールができたんじゃないかなぁ。

ニュースでは「抽象的すぎて、具体的な政策がない。」とか言ってたけど、私は全部見たわけじゃないからわからない。
そう言えば、小泉前首相が就任した時、「聖域なき改革」 → 「郵便局の民営化!」とか具体的なことをおっしゃっていましたね。

それでは、マレーシアのアブドゥラ首相は、何て言ってたっけ・・・?と考えたら、思い出しました!

「イスラム・ハドハリ (Islam Hadhari)」

就任した時の所信表明演説、その直後のオーストラリア&ニュージーランド訪問でも さかんにこの 「イスラム・ハドハリ」 を唱えていらっしゃいました。

その時は、【イスラム・ハドハリ → Civilizational Islam → 文明的イスラム】 フゥ~ン、何かよくわかんないけど 関係ないからいいわ、と分からずじまいでした。
 
でも、「マレーシアご案内」なんてお題をブログにつけたからには、「知りませ~ん。」じゃ駄目でしょ、と調べることにしました。
Islam Hadhari


イスラム・ハドハリ(Islam Hadhari)とは 文明的(進歩的)イスラム (Civilizational Islam) という意味。
これはコーランに述べられるイスラム原理に基づいた政府理論です。

イスラム・ハドハリは、10ヶ条の基本原則から成り立っています。
1. アラーへの信頼と忠誠
2. 公正で信頼の置ける政府
3. 国民の自由と自立
4. 知識への精通
5. 総合的でバランスのよい経済発展
6. 国民全員の質の高い生活
7. 少数民族や女性の権利の保護
8. 文化およびモラルの統合
9. 環境保護
10. 強力な防衛政策

イスラム・ハドハリは、1957年(マレーシアが独立した年)に初代首相のトゥンクー・アブドゥル・ラフマン(Tunku Abdul Rahman)が最初に提唱しました。
そして現在は、アブドゥラ・アフマド・バダウィ首相がこのイスラム・ハドハリを普及させようと努力しています。


バダウィ首相は、「イスラム・ハドハリ」の概念が誠実に解釈されたら、fardu ain(ファルドゥ・アイン、人の義務)、fardu kifayah(ファルドゥ・キファヤ、社会の義務)は簡単に理解されるようになると語っています。

人々を混乱させようと イスラム・ハドハリをわざと間違って解釈しようとする危険分子的国民 (多分PASのことを指している)が居るのは残念だとも語っています。

イスラムは 穏便でこの世界の全てを示すものと信じるPASの立場から言うと、コーランやハディスを誤って解釈したり、解釈の特定部分の抜粋をしたりすることが 過激思想なのです。
ですから、彼らにとって「ハドハリ」という言葉は冗長であり、イスラム自体が穏便ではなくなってしまうのです。


正直言って、いまだに「ハドハリ」の意味がよくわかりません。ごめんなさい。

でも今回、イスラム・ハドハリに関する記事を読んで感じたことは、バダウィ首相が推奨するイスラム・ハドハリは、「時代の変化に適応できるイスラム」を目指していたマハティール前首相の意思を継ぐものだということです。

マハティール前首相は、イスラム国マレーシアを先進国にするというビジョンを持ち、西洋に習うのではなく ルック・イーストという画期的な政策を採って 革新的にマレーシアを発展させてきましたが、バダウィ首相はイスラムの教えに基づいた改革を マイペースで推し進めています。

二人の改革のスピードがあまりにも違うため、マハティール前首相が苛立っちゃったんですね、きっと。
お二人のこと両方とも大好きな私は、お二人をめぐる最近のゴタゴタに心を痛めております。ハイ。
関連記事
この記事のURL | 政治家・歴代首相 | CM(1) | TB(0) | ▲ このブログのトップページへ
<<なぁんちゃって、デミグラ・ソース | メイン | 「お持ち帰り」って何て言うの?>>
コメント
-マレーシアの経済発展-
ちょっと前ですが、BBCだかCNNで、マレーシアはあと10年もしないうちにアジアでも有数の経済大国になると予想報道していました
確かに数多いイスラム圏国で、テロらしきテロがないのはマレーシアだけですし、インフラの整備、福祉なども充実していますよね。
オーストラリアとともに、リタイア族の理想の地となってるのも、納得です。
イスラム教は、古い教えなので、やはり時代に即していくらか変化させていかないと、国際的にも軋轢がでてくると思います。
な~んて、判ったようなこと書いちゃいました。
いつも充実した投稿で、とても参考になります!
ありがとうございまーすv-411
2006/10/01 10:10  | URL | pegasus8 #g7r.6ZAU[ 編集] |  ▲ top


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://malaysiaboleh.blog70.fc2.com/tb.php/63-80a20d66
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。