スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ このブログのトップページへ
マレー人の離婚
- 2006/11/13(Mon) -
スター新聞でこんな記事を見かけました。  

Ajai denies 'talak’ claim by wife というタイトル

combi
Ajai(アジャイ)はマレー人の作曲家、その妻は歌手のNurul(ヌルル)です。二人ともマレーシア人です。
※この写真はThe Star(スター紙)に掲載されていたものをお借りしました。


 新聞記事の内容;
アジャイに 'talak’ を宣告されたヌルルが、シャリア・コートに訴えたが、審議が始まる前に二人の間で協議離婚が成立し、訴えの取り消しを裁判所に申し出たが、一度'talak’の訴えを起こしたらその撤回はできないと裁判所に拒否されてしまった。

   talak (タラック) → 離婚 
   Syariah Court (シャリア・コート) → イスラム教徒の裁判所


マレーの友人が浮気してた旦那と離婚した時のことを話してくれた時、こう言ってました。
「彼女と別れられないのなら、あの言葉を言いなさいよって私、迫ったのよ。 そうしたら、とうとう『タラック』を言ったの。」

シャリア法では、旦那の性格が悪い、女癖も悪い、もう嫌だから「離婚する、リコン!」といくら妻がわめきたてても離婚はできません。 でも、旦那のほうが一言「talak(タラック)」と口にすれば、離婚が成立するのです。

男性だけが離婚を決定できるなんて不公平!

この「タラック」を悪用して結婚を何回もする男性だっているはず。
それに、良識がなく感情で行動する男性なら、夫婦喧嘩でカッとなり、この「タラック」を口にしてしまうこともあるでしょう。

イスラム教徒の女性って可哀想・・・・・・・と思ってたら、そういう理不尽なことを防ぐためにシャリア・コートがあるんですねぇ。

他の女性と結婚しようと一方的に離婚を宣言する夫をシャリア・コートに訴えて、慰謝料を払わせることだってできるのです。


アジャイとヌルル(Nurulは芸名、本名はNoorul Huda Ab Wahab)の話に戻ります。

作曲家のアジャイと歌手のヌルルが、どの位人気や収入があり、また二人の間に子供がいるかどうか私は知りませんが、アジャイに「タラック」を宣言されたヌルルは、離婚にあたっての財産分与とか子供の親権をシャリアコートに委ねようとして訴えたのでしょう。

でもその審理が始まる前に、二人で話し合って協議離婚が成立したから、もう裁判は必要ないと訴えを撤回しようとしたら、それはHukum syarak(イスラム法)が関与しているから撤回できないと言われたのです。

そのイスラム法とは、スランゴール州イスラム教・家族法令第57条。
「タラック宣言後、7日以内にシャリア・コートに訴えを起こしたカップルの申し立ては公判によって審議されなければならない。」

ヌルルはアジャイにタラックを宣告されて、すぐにシャリア・コートに駆け込んだんですね。この件の第一回目の審理は12月13日だそうです。


さきほど、激情に駆られて「タラック」を口にしても離婚が成立すると書きましたが、本当にそういう人居るんですよ~!

夫婦喧嘩のたびに離婚、そして仲直りの結婚を繰り返し3回した夫婦を知っています。
それで3回目の「タラック」を口にして離婚したんですが、シャリア法では同じカップルの4回目の結婚は認められません。

同じ男性と4回結婚したい女性は、他の男性と結婚した後でなければ元の旦那との結婚はできないそうです。
結婚というより、他の男性と一夜を共にすると言ったほうが正しい。
でもねぇ、離婚した旦那とまた結婚したいからって、他の男性と寝て、旦那のところに戻ってきたから、メデタシ、メデタシ!となるのでしょうか?
お互いに心情的に複雑でしょうに・・・。

これは3回も離婚するんなら、もう結婚しないほうがいい、とプロフェット・モハマドは言っているのだと私なら解釈しますが・・どうなんでしょう?

それで、そのカップルは戸籍上は夫婦じゃないけど、同棲中です。
子供もいるし、近所の人も3回離婚したの知らないから宗教省に通報されることもないけれど・・・

このカップルも、男性の常識の欠如から女性の立場が不安定になってしまってる。
シャリア・コートがあっても、やっぱりイスラム教徒の女性の立場って弱いみたい。
関連記事
この記事のURL | 宗教 | CM(7) | TB(0) | ▲ このブログのトップページへ
<<スキッ・スキッ・バハサ1 | メイン | 客家族の歴史と世界的に有名な客家人>>
コメント
-Assidiqueさんへ-
コメント ありがとうございました。
ウィキペデイアのTalaqページ、見てきました。
Talaqって、「離婚宣言の言葉」だけじゃなくて、他にも一杯意味があるんですね。
自分の離婚のことを教えてくれた友人が、モスレム女性は、裁判の力を借りなきゃ自分からは離婚はできないと言っていました。
宗教が生活の一部になってるみたいだけど、イスラムの知識が浅い人も多いのですね。
Talaqのページからリンクしてるマレーシアイスラムのページは、これから読んでみます。
勉強になりました。ありがとうございました!
これからも気づいたことがあったら、また教えてくださいね。

PS・・コメントに気づかず、お返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
2007/06/18 21:18  | URL | ひー #-[ 編集] |  ▲ top

-Talaq-
Talaqは離婚の方法の一つでしかなく、女性から離婚を申し出る方法も幾つかあったように記憶しております。
http://en.wikipedia.org/wiki/Talaq_%28conflict%29

問題はムスリムの女性がこういったことを知らない上、教育も行き渡っていないというところでしょう。

一方イスラムの婚姻契約では(婚姻とは本来男女間の契約です。)色々と条件をつけることができます。浮気をしたら即離婚だとか、2人目の嫁さんをつれてきたら離婚だとか。そういった条件がテンプレートになっている本なども売っています。また夫婦が築いた財産に関しても(これはマレーに限られた現象かもしれない)半々ということになっていて、奥さんには奥さんの分け前が手元に残るようになっていたように記憶しています。

2007/06/16 02:28  | URL | Assidique #-[ 編集] |  ▲ top

--
ドラだよさんみたいなフェミニストが一杯いたら世の中の不幸な女性は激減するはず。
マレー人の男性がこう言いました。「日本人は奥さんは一人でもGFが一杯いるだろう。それならGFも奥さんになれるイスラムのほうがいい。皆が幸せになれるだろう。」ですって。彼の言う幸せは私には理解不可能です。

ペガサスさんへ
結婚・離婚を繰り返すこの二人は夫婦揃って脳タリン・・・v-400v-364

コンシェルジュさんへ
お褒めの言葉、ありがとうございます!
これから早速お邪魔させて頂きます。

yamaojiさんへ
へ~~っ、モン族も一夫多妻だったとは驚きです。
はい、マレーシアではイスラム教徒の一夫多妻は法律でも認められています。
中華系では籍を入れずに夫婦として暮らしてる人もいます。マレーシアは父系制度なので、子供は父親の姓を名乗ります。
ということは、タイは母系制度?



2006/11/14 00:28  | URL | 暇人ひー #-[ 編集] |  ▲ top

--
外国に出て離婚という決断の範囲がとても狭いと思っています。
タイでもそうなんですが、お客さんを集めて披露宴をしても籍を入れていない夫婦が多いんです。
子供が出来ても大体母親の姓を名乗っています。

8年前にyamaoji夫婦と息子夫婦でシンガポールに行ったとき嫁のお腹に子供がいてパスポートもお互い前のもので苗字が違い、このお腹の両親は?とイミグレでチェックを受けたことを思い出しました。

イスラム教では今でも 一夫多妻 なのでしょうか?
モン族も一昔前までそうでしたが今じゃ男にそんな甲斐性がないのでほとんど一夫一婦制になっています。
2006/11/13 19:54  | URL | yamaoji #-[ 編集] |  ▲ top

-はじめまして!-
突然に失礼いたします。コンシェルジェと申します。素晴らしいブログサイトを運営されていますね。海外赴任者向けのコミュニティサイト「海外赴任blog」がオープンしました。よろしければ、一度ご訪問ください。皆様のご赴任経験が、これから海外赴任される方々へきっと勇気と安心を与えられると思います。
2006/11/13 15:46  | URL | コンシェルジェ #nfU4YvDg[ 編集] |  ▲ top

-イスラムの離婚-
そういえばサウジアラビアでも離婚率は高いって聞いたことがあります、男性から一方的な離婚だったんですねー
仏の顔も三度まで、と言いますが、アラーの顔も三度まで? 同じ人と四回目の結婚はご法度なのね、
つか、同じ人と何度も離婚・結婚するなっつーの。
ああ、、よくわからない・・・

本日もお勉強になりましたv-426
(ミック情報、ありがとう! 明日に!)
2006/11/13 14:36  | URL | pegasus8 #g7r.6ZAU[ 編集] |  ▲ top

-タラックですか!-
男性に都合が良いのは、いけませんね。
イスラムでは、離婚はご法度だと、思っていたのですが、違うんですね。
よく事情がわかりました。
法律はj虚勢を守っているようでいて、実はやっぱり男性優位なんですね。
宗教には押しなべて、そういう面がありますね。
たとえば出家したら結婚は駄目とか・・・大きなお世話ですがね~。
男女の仲を縛る宗教は信じられません。ですからドラだよは、無宗教です。
国教のある国は、面倒ですね。
2006/11/13 13:33  | URL | ドラだよ #-[ 編集] |  ▲ top


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://malaysiaboleh.blog70.fc2.com/tb.php/125-cc2f337a
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。