マレーシアの称号 Part 3
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- 2006/10/17(Tue) -
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以前投稿した「マレーシアの称号Part1 」 では称号保有者への呼びかけ方、「Part2」ではスルタンが授与するDato’と 国王が授与するDatukについてお話しました。
今日はYang DiPertuan Agon(=国王)が授与する国家称号、Tun とTan Sriについてです。 トゥンもタンスリも名誉称号で世襲できません。 Tun トゥン(Tun)はSMN(Seri Maharaja Mangku Negara)あるいはSSM (Seri Setia Mahkota)受賞者に与えられる最高の国家称号です。 しかしながら、SMNとSSMは国家称号の一番ではありません。 SMNは国家称号の上から4番目、SSMは5番目の称号です。 マレーシア政府が授与する最高の称号はSeri Pahlawan Gagah Perkasaです。(この称号は国家的英雄に送られるそうです。) マレーシアで一番有名なトゥン称号保有者は? もちろん! Tun Dr. Mahathir Bin Mohamad (トゥン・ドクター・マハティール・ビン・モハマド)ですね。 トゥン(Tun)称号の授与数は25名まで、そしてトゥンの妻の敬称はトゥプアン(Toh Puan)です でもマハティール博士の奥様のDr. Siti Hasmah Binti Mohd Ali(ドクター・シティ・ハスマー・ビンティ・モハド・アリ)はトゥプアンと呼ばれません。 何故か? それは、マハティール博士が首相を引退した2003年10月に 夫婦そろってトゥンを授与されたからです。 マハティール博士はお医者様だから博士。奥様もお医者様。そして二人そろってトゥン。すごいですね~! 一番最近のトゥン受賞者は、2006年6月の国王の誕生日に授与された 元副首相のTun Musa Hitam(トゥン・ムサ・ヒタム)です。 Tun Ghafar Baba(トゥン・ガーファー・ババ)が2006年4月に死去し、マレーシア人の受賞枠に一人余裕ができたためです。 トゥン・ガーファー・ババは (マハティール博士が首相の時)、 トゥン・ムサ・ヒタムの後に副首相を務めた人です。 この25人という受賞枠はマレーシア人だけに適用され、外国人には別枠でマレーシアにおける名誉賞として与えられます。 Tan Sri タンスリ(Tan Sri) はPMN (Panglima Mangku Negara) とPSM (Panglima Setia Mahkota)の受賞者に与えられる国家称号です。 PMNとPSMはマレーシアの国家称号で第7番目と第8番目に位置します。 PMNには常に75人、PSMには120人という人数制限があります。 ですからタンスリの称号を持つマレーシア人は195人しか居ないということです。 タンスリの奥さんはプアンスリ(Puan Sri)と呼ばれます。 タンスリの人数制限はマレーシア人だけで、外人には適用されません。外人にはトゥンと同じく、マレーシア国内における名誉称号としてタンスリが与えられます。 日本人では1999年に、東レの前田勝之助代表取締役
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